このたび一般社団法人Miss SAKE(東京都港区港南一丁目9番36号、代表理事 大西美香)は、5月2日(木)に『2024 Mrs SAKE Japan / 2024 Mr SAKE Japan 最終選考会 』を開催し、「2024 Mrs SAKE Japan」「2024 Mr SAKE JAPAN」を決定致しました。
一般社団法人Miss SAKEでは伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信するアンバサダーとして、例年Miss SAKEを選出しています。そして更なる発信や業界への貢献を目的とした「2024 Mr SAKE JAPAN」は、上山賢司さんに決まりました。
グランプリに選ばれた上山さんは以下のように抱負を口にしました。
これから1年を通じて国内外に向け、 日本酒を切り口にした日本の食文化に関する啓発や日本への観光誘致活動を行っていきます。
Contents
2024 Mrs SAKE Japan/2024 Mr SAKE JAPAN 最終選考会 概要
【日程】2024年5月2日(木)11:30〜15:00(11:00 開場)
【会場】ホテル椿山荘東京 「グランドホール椿(5階)」(東京都文京区関口2丁目10−8)
【主催】一般社団法人Miss SAKE
【共催】一般財団法人民族衣裳文化普及協会
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2024 Mr SAKE JAPAN 上山賢司
生年月日:1980年4月9日
出身:岡山県
職業:会社員
―2024 Mr SAKE 審査結果―
グランプリ :上山 賢司さん
準グランプリ :島田 昇忠さん、川上 勇治さん
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この度は大変光栄な賞を賜りまして誠に幸甚です。今まさに「伝統的な酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されようとしている2024年に活動期間が与えられた事は、運命にさえ思えます。
日本酒の蔵は、全ての都道府県に存在します。つまり、郷土料理と同じく、必ず地域に愛された郷土の酒があるということで、地域に根ざした祭り、儀礼、風習などとも密接にかかわっており、精神や文化を含め、ローカルの良さがぎゅっと詰まっている、いわば地方創生の切り札だと考えています。
日本酒とその文化を見つめ直すということは、日本人にとってもすばらしい体験になることはもちろんの事、世界中の方々にも感動を与えると信じています。例えば、神事との関わりです、お供物として神に捧げ、それをお下がりとして、人が口にすることで神と飲み交わす「直会(なおらい)」という儀式があります。また普段の生活においても冠婚葬祭、儀礼など、人生の節目に必ずといっていいほど登場するのが日本酒です。つまり単なる致酔飲料や趣向品としてでは無く、酒を飲み交わす行為には神聖さが存在します。
さらにいえば、神道では「八百万の神」の考え方があります。簡単に言えば、人だけでなく、命を持たないものも含め、あらゆるモノに魂が存在し敬意をはらう考え方です。現代社会でもこのような思想が根底にあれば、大量生産・大量廃棄の社会はもっと限定的だったはずです。つまり日本酒を知ることは、日本人の根底にあるすばらしい精神性を伝えることに他なりません。SDGsやサーキュラーエコノミーを語る上で、物質の循環だけに着目されがちですが、こういった心の循環、精神性のレガシーにも着目されるべきです。(私は宗教論者でもなく、神道への改宗を求める発言ではございません)
皆様もご存じのとおり、2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。そして、今や世界中で和食店の開業が、またインバウンド客等も増えたというデータもあります。世界中で日本食が認知され、世界中の名だたるシェフの口から「UMAMI」という言葉を聞く機会が多くなりました。今、ヘルシーで美しく、文化度の高い日本料理が世界的中のグルマンたちに受け入れられています。そして次は日本酒の番です!